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青葉の放言

大学生の戯言を綴っています。身の回りの出来事から政治・社会問題に至るまで雑多なことを書き連ねております。

トランプが抱える影とそれを照らすもの①

「マトモ」さを認めた先にあるもの

  昨日までの拙文の中で見てきたのは、

①トランプ氏の「ヤバさ」は、エスタブリッシュメントにとっての「ヤバさ」であるということ

②プア・ホワイトと言われる多数派が、アメリカの未来をトランプに賭けているということ

でした。トランプはある意味「マトモ」なのだ、という趣旨で話を進めてきました。

 加えてもう一点。昨日の文章の中で、書けばよかったなと後悔したことがあったので書いておきます。それは「アメリカにとっての『マトモ』と日本にとっての『マトモ』が一致しない時代になった」ということです。アメリカは『マトモ』な選択をしているに過ぎない、それを否定するのはナンセンスだ、じゃあ『マトモ』を共有できなくなった日本はどうすれば良いのか。今日はこのあたりの話を進めていきたいと思います。

トランプ分析を分析する

 本題に移る前に、トランプ分析を分析するところからはじめてみたいと思います。

 正直言って、日本人によるトランプ現象の分析は飽和状態にあります。しかもそのほとんどは、反トランプ派からなされていることが多いような気がしています。(データはありませんが、トランプ現象の分析は、往々にして「なぜこんな人が…」という論調からはじまりますね。)トランプ現象を嘆くだけで終わっては世界が危うい、あるいは、トランプが大統領なんて納得できない、という思いがあるからこそ、我々――トランプ氏と「マトモ」を共有できない人々――は、トランプ氏を語りたがるのです。

 そして往々にして、トランプ氏を語った者は、「第三者」になりアメリカ政治を対岸の火事として語るようになります。クリントン氏が最後には勝つだろうからと高をくくって、トランプ現象を冷ややかに見ている人は少なくないようです。もちろん、現時点ではクリントン氏が勝つ可能性の方が大きいですが、トランプ氏が勝利する可能性が少なからずある以上、トランプ氏が大統領になった場合の世界を予測し、日本も来るべき事態に備える必要があると私は思うのです。以下は、「トランプ大統領」がした場合に考えられる最悪のシナリオです。

 

「トランプが抱える影とそれを照らすもの②」(明日深夜アップ予定)へ続く