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青葉の放言

大学生の戯言を綴っています。身の回りの出来事から政治・社会問題に至るまで雑多なことを書き連ねております。

舛添問題の本質〜雑なメディア報道に触れて〜

しばらく記事を更新できずにいます。PCの損傷によりネットを使用できずにいるためです。ただし、舛添問題についてどうしても言いたいことがあるので、簡単ではありますが、スマホから投稿したいと思います。

雑な報道ばかり

何が問題かというと、それは舛添要一と言う政治家のことではなく、今回の一連の出来事に対する、メディアの報道のあり方です。

今回の問題は、公私混同と言う文脈で語られています。確かに公私混同が1番わかりやすいところではあるけれど、それは問題の本質ではありません。そして、「公私混同」と言うマジックワードに隠れて、本来整理して語られるべき大切な問題が見えなくなっています。

例えば、「公私混同ひどいですよね」「人として信用できない」「政治家はルールを守るべきだ」「不誠実ですね」といった舛添批判は、皆さんも目にしたことがあるのではないかと思います。

しかしながら、これらの舛添批判が指摘している問題点は、すべて異なるのです。それを一切整理せずに、ただ好き勝手に自分の意見を述べるメディア報道は、あまりにも雑だと私は感じています。

舛添問題の整理

今回の舛添問題には、 5つの問題があると私は思っています。段階を追って順に見ていきましょう。

第一に考えるべきは、「事実を明らかにしようとしない」という倫理的問題です。舛添氏は、「第三者の目」と言う言葉を繰り返し、その事実が実際にあったかどうかについて真摯に調べようと言う姿勢を見せていません。

その事実が明らかになった上で、他4つの問題が浮上してきます。

次に考えるべきは、公私混同という倫理的問題です。家族連れで泊まったホテルの食費や、アマゾンで買った芸術品の代金を、政治資金として計上していたことがこれにあたります。

第三の問題点は、政治資金規制法違反という法的問題です。もし仮に、政治資金でないと本人が自覚しながら不正をしていたのなら、政治資金規制法違反に問われ立件される可能性があります。ただしここに関しては、舛添氏本人の言い分次第で立件の可否が決まるので、法に触れる事はないだろう、というのが大方の予想です。

第四の問題点は、「政治資金規制法がザル法である」という立法的問題です。現行の政治資金規制法には、倫理的な不正を簡単に許してしまうという問題があります。倫理的な問題と法的な問題がきれいにリンクしないことに対する問題提起があるのです。

最後の問題は、ーーー第一から第四の問題を総括する形になるのですが、ーーー「舛添都知事の人格が信用できない」という問題です。悪いことをやったから信用できない、あるいは、正直に話そうとしないから信用できない、ビジョンがあって行った不正じゃないし、せこい。「舛添要一」という人物について貶す声もたくさん聞こえています。

法的不備を利用し、事実も明かさず、のらりくらりかわそうとしている舛添都知事。まとめるならば「舛添要一という人物への不信」。これがこの問題の本質です。

法システムの面と感情の面と

5つの問題が内在しているのにも関わらず、そこで語られる事は、コメンテーターたちのそれぞれの所感です。それを整理するような記事もあまり見かけません。別にコメンテーターたちの発言まで否定するつもりはありませんが、問題の本質・全体像が見えづらくなっているのも事実です。

法システムの面の問題と、感情的倫理的な問題。この2つを理解し、さらに、それぞれにどういう問題が内在しているのかということを理解すべきです。

有権者に判断材料を提供するという役割がメディアにはあります。我々が判断しやすい報道を私はメディアに求めます。